貧乏は遺伝する、かもしれないと最近強く思う
健康に目がいくようになり、よく病院のアンケートで「家族にこのような病気の人がいますか?」欄に生活習慣病がずらりと並んでいます。
前は、家族だから病気だって同じような病気になるよね。遺伝子だよね。
と思っていました。
確かに、遺伝子によってかかりやすい疾患はあるそうですが、それを発症させるかどうかは、また別だそうです。
家族間、特に女系で同じような病気がでてくるのは、日本では食事を作るのが主に女性だからだそうです。
母親の味が娘に伝わり、またその娘に・・・・。
もしくは、母親の味を求めている夫にあわせて、その妻が義母の味を再現し、次の代へ・・・。
そのような食の流れがあるそうです。
ふと、お金も同じでは?という考えが。
自分の親が、「お金が人を狂わすから、お金は危ない」と口癖にしていれば、その子供は「お金は怖い、危ない」と思うでしょう。
親が毎月、お金に困っている子供が働くようになったら、自然とお金に困らなくなった、なんて話を聞いたことがありません。
大抵、親とおなじように、いつも「お金がない」といっているか、何かのきっかけで、「これじゃあいけない」と目覚めてお金と向き合うかです。
我が家は、お金のない家庭でした。
よく、母が近所の親戚のところに父の給料日までお金を借りに行っていました。
わたしの10代後半に、親の持っていた土地が高速道路建設にかかり、多額のお金が入ってきたのですが、両親がなくなるころには全くなくなっていました。
上手く計算して使い切ったな、と思ってましたが、あともう少し長生きしたら、どこからお金を工面してただろうか?と今考えると怖い!
わたしは、夫と義父がアパートをサブリースで始めたことがきっかけで、お金に興味をもちました。
正確にいえば、義父がなくなってから、このままじゃ倒産するかも?と思ったのがきっかけです。
そこから、アパートのシュミレーションを自分なりにやってみたり、投資を上手に活用するにはどうしたらいい?と本をよんだり、ほかの大家さんを探しました。
投資は、対面証券会社だったので、もったいない手数料をたくさん支払っていたことが悔やまれますが、今ほどネット証券や情報がなかったので仕方ないかもしれません。
ここ最近は、ネットでたくさんの情報が手に入るので、店舗証券会社や銀行窓口で、投資をすることはありません。
あと、入ってくるお金と、出ていくお金の流れを把握でるようになったこと。
多少誤差はでますが、家計簿を2年くらいつけています。
それをするようになってから、毎年100万円くらいなぜか、余るようになってます。
積立投資や、iDeCo、NISA、定期預金、修繕積立をして、毎年、家族で温泉にも行っているのに。
あまった現金は、高配当株などを買っています。
こんな感じで、ここ数年いい感じでで金融資産は右肩上がりです。
逆に、私の妹は、ずっとわたしの実家で両親たちがなくなるまで一緒に暮らしていました。
今も、その実家にいます。
最近、車を新車にしたので、「(老後まで)やっていける?」と尋ねたところ、毎月の貯金さえ苦しいギリギリだとか。
本人は、職場に70歳まで働くつもりだから、あと約20年大丈夫といっています。
70歳の根拠は、そういった先輩がいるそうだから、という理由です。
とはいっても、本当に70歳まで働けるのかどうかなんて、本人にもわからないのが現実ではないでしょうか?
わたしも、ほんの10年前までは、元気に60代になるものと思っていました。
すくなくとも、55歳まではフルタイムで働けると。
現実はそこまで甘くなかった。
妹の話にもどせば、貯金=銀行で=現金でするもの
こんな図式があり、iDeCoやNISAなんて、危険きわまりない投資だそうです。
危険かどうかはさておいて、今は100円から投資ができる時代。
どんなものかわからければ、まずは100円からはじめて、どんな銘柄があって、サイトはどうやって見て、理解して、口座開設の手続きは何が必要なのか。
小さくはじめて、とっかかりがわかるのも必要なんじゃないでしょうか。
・わからなかった
・知らなかった
・誰も教えてくれなかった
三種の神器を振りかざしても、本を読んだり、誰かに聞いたり、ネットを使って調べなければ、情報はやってこないし、自分から始めないとお金がない状態から脱出はできないんだけどね。
10年以上前なら、ネット=パソコンだったけど、今は携帯が一人一台あるのにね。
便利な道具を駆使して、貧乏という遺伝を断ち切りたい。