●55歳からでも資産は増やせる
気がつくと、わたしの周りは50歳以上の人が多くなってきました。
もっと正確にいうと60歳に近い人たち、です。
最近の経済の話題は、どちらかというと暗いネガティブな話題が多く、わたし世代の多くは将来に不安を感じているのではないでしょうか?
実際、わたしも最近まで「もう50過ぎたから」「今更お金を増やすなんて」「お金のことを口にするなんて、いやらしい」「お金のことばかり考えるなんて卑しい気持ちだ」なんていってました。
といいながら、心の中では「お金がない!」と常にいってました。
将来が不安だから、お金のことを考えたくないし、お金のことで頭がいっぱいになるんだと気がついたのです。
・お金のことは何歳からでもはじめられる!だけど早いほうがいい!
・50代だろうが、20代だろうが、スタートでやることは同じ。
・お金のことは何歳からでもはじめられる!だけど早いほうがいい!
わたしの両親は大正15年と昭和5年生まれです。わたしが第一子なことを考えるとずいぶん当時としては遅い子供です。
そうなると、わたしの祖父母は明治生まれです。先祖代々立派にお金の教育は受けていません。
唯一、母方の祖父は商売を立ち上げるのが好きで、商売を立ち上げてはつぶしたり、成功したり、第二次世界大戦の空襲にあったりと、死ぬまで商売をしていたらしいです。
残念ながら、その祖父も私が小学校2年生のときに亡くなったので、どんな商売をしていたのか全くしりません。
父方の両親は、先祖代々の農家です。昔でいうと大地主にあたるらしいですが、終戦後の農地改革で規模が縮小されたそうです。
まあ、こんな感じで両親からも祖父母からもお金の教育は受けてません。
うけるどころか、「勤勉にまじめにコツコツ働けば老後はなんとかなる」みたいな教えをうけてきました。
夫も、似たようなもので、「貯金は銀行が一番、養老保険も使ってお金を安定させるのがいい」という考えです。
こういう家族に数十年も囲まれて入れば、お金の勉強をするという気持ちにもならないのは、当然ではないでしょうか。
ですが、今はネット社会。わたしも、パソコンを手にしてから新しい考えに触れる機会を得ます。
ネットには、無料でお金について勉強ができます。
もちろん怪しい投資や金融商品の紹介や、セミナーらしきものもありますが、最後まで無料で教えてくれるのは、まっとうなお金の話をしているところだけです。
そのおかげで、50代になってお金の勉強を本格的にスタートができました。
・50代だろうが、20代だろうが、スタートでやることは同じ。
お金について勉強をすると、「どこで増やすか」「どうやって、月5万円増やすか」がわかると思っていましたが、それは大きな間違いでした。
最初に始めるのは、「自分は毎月「何にいくら」お金を使っているのかを知ること」です。
例えば、携帯料金も月にいくら請求があるのか?
その中に機種代のほかに何が含まれているのか?
オプションにいくら払ってるのか?
ネットを使っているならギガ数は毎月、どれくらい使っているのか?
携帯料金一つにしても、細かくみていきます。
そうすることで、無駄なオプションをつけていたり、多すぎるギガ数を支払っていることがわかります。
わたしは、この自分の携帯料金の明細を調べてみて、20年近くdocomo一筋だったのをワイモバイルに変えました。
ワイモバイルも安くていいのですが、田舎はソフトバンクの回線のつながりが悪くて、それがストレスになったのが悩みとなりました。
ところが、昨年docomoからahamoという格安simがでたので、そちらに変えました。
回線はdocomoなのでストレスフリーです。
ギガ数は20ギガなので、毎月余ってますが、もう一つの決め手は「電話のかけ放題プランを1000円(+税)」なことです。
留守録サービスはないのですが、使ってみると留守録もなくても特に不自由はありません。
結果、ワイモバイルのときよりも少しだけ料金はあがりましたが、ギガ数が3→20となり動画もSNSも、いつ遅くなるのか気にせず使えるようになりました。
あのまま、docomoだけを使い続けているだけでも、今のahamoより毎月4~5千円も多く携帯料金を支払っていたでしょう。
年間だと4~5千円×12か月=48,000~6,000円です。
ひと月アルバイトやパートで手取り4~5千円増やすのってどれだけ大変か!
そのうえ収入って増えたら増えた分だけ、税金も増えちゃいますからね!
最初、docomoからワイモバイルに移行するとき「契約解除料」がかかるので悩んでしまいましたが、2か月で元はとれるし、年間で計算すれば数万円単位でお金が浮くんです。
つまり、そのぶん「わたしのお金は増えた」わけなのです。
人生100年時代といわれる今、たとえば、50歳から格安simに変えて年間60,000円がそれまでの携帯料金より安くなったとします。
100歳‐55歳=45年です。
60,000円×45年=2,700,000
携帯料金だけで270万円も変わってきます。
もちろん、ずっと働き続けることは厳しいので、年金を受け取りながら携帯も使って、という生活になるでしょう。
早めに携帯料金を安くしておけば、人生の先々のお金の心配が一つ減ります。
こうやって一つずつ、今の生活の満足度を極力下げないでお金のかかるところを減らしていくのが、資産を増やす一歩なのです。