ちょっと昔を忘れて現代に生きる御高齢のご婦人の感覚が、今時ママと同じで面白かった件
毀滅の刃を見せたくない、という御高齢(たぶん)女性
先日、病院へ行った際、薬の受け取りまでの待ち時間を使って子どもとランチをしました。
ランチといっても、病院の真ん前のお店なので、わたしと同じように通院帰りとみられるお客さんが多い店内です。
オーダーをしたとたん、子どもの携帯にタイヤ交換作業の順番がきたので、車を持ってきてほしいとの電話がはいり、いったん子供はスタンドに向かいました。
子どもが帰ってくるまで、一人、頼んだランチを食べていると。
わたしの隣のテーブルの席に座った女性たちの会話が、結構はっきりと聞こえてくるので、ついつい聞き耳をたててしまいました。
障害者年金や、夫が亡くなった後の年金の話、今、受け取っている年金の話に花が咲いているところをみると、70代終わりか、80代あたまくらいかな?
と、年齢の憶測。
そのなかで、子供たちに大人気の「毀滅の刃」の名前も飛び出してきました。
どうやら、番組録画をしているらしい。
どれどれ、とつい聞いてしまいます。
・刀で人を斬るシーンは残酷なのか?
画面の中で、刀をもって人を切ったりしているのが残酷で子どもたちには観せたくない、と一人の女性は話していました。
もう片方の女性は、そういったアニメを観たこともないのか、どんなアニメか知らない様子です。
鬼滅の刃を観せたくないと、話している女性は、録画を頼まれているらしいです。
なので、どのタイミングでアニメの中身を観ているのかは、わたしにはわかりません。
まあ、とにかく、人が刀で切られたり、殺されたりと残酷なシーンが多くて子どもにみせたくないようです。
こんなシーンを目の前で見せられたら、普通は正気でいられないかもしれません。
でもね、隣の女性の方々、昔は
・水戸黄門
・大岡越前
・桃太郎侍
などの時代劇をテレビで観てませんでしたか?わたしの両親も好きだったな~、子どものころよく観てたわ~。
間違いなく、年齢から察するに観てたと思うのですよ。
自分がテレビのチャンネルをあわせなくても、両親とか祖父母とかがごはん時に観てたと思うんですよ。
わたしの両親も大好きだったらか、時代劇。
アニメと違って、人が演じているんです。
その演じている人が、バッサバッサと刀で人を斬り、水戸黄門にいたっては、風車の弥七が風車で人を倒すんですよ。
これが、残酷でなくて、鬼滅の刃は残酷とは面白いです。
この話を、ガソリンスタンドから帰ってきた子どもに話すと、「なに?水戸黄門って。」
なんと、時代のギャップがモロに。
「風車で人を倒すとか、ウケル(笑)~~」
結局、時代劇もアニメも時代が違うだけで、大差ないんじゃないの?
テレビ全盛期はアニメは子どものための番組だったけど、今じゃアニメは誰でも楽しめる番組ってことかな。
逆に、時代劇は今では本当に観る人が限られてしまってる。
アニメでも時代劇はほとんどやってないだろうし。
時代劇の映画だって、モノクロの時は血を演出していたんだけどな。
結論、ちょっと昔を忘れて現代に生きる御高齢のご婦人の感覚が、今時ママと同じで面白かった件でした。