○ いま、わたしは54歳。資産形成を考える
老後資金2000万円問題をいわれてから、ずいぶん経ちます。
「お金」「老後」「資産」「投資」「副業」とか、これに「運用」とかをくっつけると、「老後資金2000万円問題」につながる内容がたくさんでてきますね。
わたしは、今54歳なのですが、この年齢くらい以上の人たちが「あわわわ、どうしよう」となっているほうが、20代、30代、40代より多いのかな、と思います。
先日、わたしの子供が友達と確定申告について話をしたのですが。
子どもたちは20代。
子どもの友人はフリーランス。
なので、確定申告は「やったほうがいい」のです。
だけど、その友人は「確定申告は面倒くさいから、そのぶん他でも働いて(収入を)増やすから」と自信満々に答えたそうです。
これは、20代のコの話だけど、わたし世代もこんな風に考えている人多いだろうな、と。
なぜなら、親が考えていることは子どもにも伝染しやすいから。
生まれたときから、働くことは美徳、ひと月3万円足りなければ、本業+バイトをすればいい。
こういうシャワーを365日☓○年浴び続ければ、「親の思考=子の思考」の出来上がり。
そして、バイトだろうが、お金を稼ぐと「源泉徴収税」がひかれた状態で、口座にふりこまれてます。
年収と税金は密接な関係があるので、なんにもしないと、フリーランスの人は税金だけもってかれちゃう。
これが、50代と何が関係あるかというと、「収入が足りなければ、労働すればいい」ということ。
これは、20代のひとの話なので、2つ3つ仕事をしようと思えば、条件を絞り込まなければみつかります。
50代以上になると、そうはいかないし、歳を重ねた、経験が時給には反映されない。
そのうえ、健康状態はどんどん悪くなって病院通いが増えて、診察代や薬代がどんどん増えて行きます。
つまり、20代のひとと同じ24時間365日をもっていても、フルで動ける体力がない。
だから、「月3万円足りないから働ければいい」という考え方は年々通用しなくなります。
こういう年代のひとたちが、この「老後2000万円問題」を少しでも解決に近づけ
られうような話がとっても少ないな~と感じてます。
逆に、「50代からこそ不動産投資が向いている」「外貨建なんちゃら保険」「なんちゃらジ株式投資法」とかをたくさん勧められています。
わたしからすると、「その前にできることがあるのでは?」と考えます。
「その前にできること」って、20代の子どもの話に戻るのですが。
一番身近にあって、「健康に関係なく自分でコントロールできること」をまず、やること。
ここからだと思うのですよ。